重くて開かないExcelファイルのデータ/Excelの入っていない端末でデータを確認するためのツール



私はシステム屋という職業上、遅いという言葉にとても敏感だ。現場では「おそ…」という二文字が耳に入り終わる前に、振り返っていてビックリされるほど…

今回もそれに近い状況に遭遇した。

「おそ…」と言っていた状況を詳しく聞いてみたところ、起動するのに5分以上もかかる共有設定してるExcelファイルがあり、なんとかして欲しいとのことだった。

その後、時間を見つけては調査して、いろいろ試してみたのだけど、完全に解消出来る方法は見つからなかった。

最終的に、複数人でデータを編集するのであれば、データベースをもったほうが…という至極当然な結論で対応完了としてしまったのだけど、調査の過程でひとつ興味深い情報を見つけた。


– officeファイルの実体は、zip形式に圧縮されたXMLファイルである – という内容


試しにExcelファイルの拡張子をzipに変更して、解凍してみたらデータの設定されているxmlファイルを確認することができた。

参照するだけであれば、このxmlファイルのデータを見ることができればよいのではと思い、csvファイルに変換するツールを作ってみた。

csvファイルなので画像や数式はなくなり、メモ帳で開けば一瞬だし、Excelで開いたとしてもだいぶ早くなるのではないかと思う。

フリーウェアとして公開しているので、お困りの方はダメ元で一度試してみてはいかがだろうか。


フリーウェア LightenXLS – vector –
https://www.vector.co.jp/soft/winnt/business/se520810.html

※ダウンロードしたmsiファイルをダブルクリックでインストール。右クリックやファイルのドラッグアンドドロップでCSVへの変換が可能です


尚、このツールはXMLをcsvに変換しているだけなので、Excelをインストールしていない端末でも使用できるはず

さらに破損したファイルは…モノにもよるだろうけど、見れる可能性もゼロではない…はずです

ご利用はダメ元で …

今回ツール作成にあたって他に新たに知ったこともいろいろと多かったので、以降の記事で公開できらたと思う。


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